2006年12月21日

性別変更の申立て却下-尼崎

「女性への変更」却下 尼崎、性同一性障害で

 性同一性障害(GID)に悩む兵庫県尼崎市の会社員、通称・大迫
真実さん(51)が申し立てていた男性から女性への戸籍の性別変更
を、神戸家裁尼崎支部は20日までに却下した。

 大迫さんは女性と結婚、子どもをもうけた後に離婚した。性同一性
障害特例法は「現在、子どもがいないこと」などを変更条件にして
おり、対象外者の申し立てに裁判所がどう判断するか注目されていた。

 大迫さんは性別適合手術を受けたが戸籍上は男性のため、日常生活
で不便を強いられていると訴えている。
2006/12/20 産経新聞

女性への変更却下 性同一性障害 尼崎

 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)に悩む尼崎市の
会社員、通称大迫真実(まさみ)さん(51)が、戸籍の性別変更を
求めた審判で、神戸家裁尼崎支部は二十日までに、申し立てを却下した。
大迫さんは大阪高裁に即時抗告する方針。

 審判は今月十五日付で、大迫さんは十六日に郵送で書類を受け取った」
という。

 それによると、申し立てに「家族秩序に対する影響は少ない」と
一定の理解を示したものの、戸籍変更については、「個別の事案
ごとに判断すると子どもの心情や親子の交流に影響を与える」など
として却下した。

 大迫さんは女性と結婚し、一児をもうけたが、男性である自分に
対する違和感は消えず、その後離婚。二〇〇三年に性同一性障害と
診断を受け、海外で性別適合手術を受けた。現在、高校生の長女
(17)とは月一-二回、会っているという。

 性同一性障害特例法は「現在、子どもがいない」ことを性別変更
の条件としており、大迫さんは特例法の対象外。同様の申し立てでも、
子どもがいる場合はいずれも却下されている。

 ◆性同一性障害◆ 生物学的には完全に正常で自分の肉体がどちら
の性に属しているかを認知していながら、人格的には自分が別の性
に属していると確信している状態。男性の3万人に1人、女性の
10万人に1人に発現すると推測されている。2003年には
特例法が成立。一定の条件の下、成人した性同一性障害者が戸籍の
性別を変更することが可能になった。
2006/12/20 神戸新聞

落胆「精神的苦痛続く」 特例法の壁高く

 「精神的苦痛は消えない」-。性同一性障害(GID)と診断された
男性が申し立てた戸籍変更を却下した神戸家裁尼崎支部の審判。男性の
家庭環境に理解を示しつつも、その判断は、「子どもがいないこと」を
条件とする特例法の壁の高さをあらためて示した。

 この日、尼崎市内で会見した通称大迫真実さん(51)=同市=は、
「却下は予想していたとはいえ、ショックは大きい」と落胆した様子。
「特例法が見直されない限り、健康保険証やパスポートも男性と表記
されるなど、精神的苦痛は続く」と訴えた。

 大迫さんは先月十三日、神戸家裁尼崎支部に性別変更の申立書を提出。
約二週間後に、同支部の家事裁判官から審問を受け、事実関係や申し
立ての趣旨を述べたという。

 その思いが届いたのか、審判理由では、「子どもが父母の性別の変更を
受容したり、親子の交流が希薄であるなど、家庭秩序への影響は少ない」
と大迫さんの主張に理解を示した。だが、「(その程度で)個別に判断
することは、かえって影響を与える」と、戸籍変更を認めるには至ら
なかった。

 会見に同席したGID学会理事長で神戸学院大法科大学院の大島俊之
教授は「審判理由では『子どもの利益のため父親は戸籍上、男性のまま
にすべき』とする法務省の見解を批判しており、評価できる点もある」
と指摘。ただ、申し立て却下という結果に「条件は依然として厳しい」
と話していた。(飯田 憲)
2006/12/20 神戸新聞

posted by てつ at 12:46| 富山 ☁ | TrackBack(0) | LGBT全般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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