2008年04月04日

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「男性」が妊娠6カ月 性別適合手術受けた元女性 米オレゴン

 【ポートランド3日枝川敏実】女性から男性への性別適合手術を受けた米国オレゴン州在住のトーマス・ビーティーさん(34)が三日、妊娠六カ月であるとテレビで公表し、全米で話題となっている。米国で論争となってきた同性結婚や生命倫理の問題に、影響を及ぼす可能性がある。

 地元紙などによると、ビーティーさんはハワイ州出身。女性として生まれたが、性同一性障害に苦しんできた。十年前に乳腺除去やホルモン注射などの性別適合手術を受け、その後、女性と結婚。二人は二年前に転居したオレゴン州で、人工授精で子供を授かろうと決心した。女性が過去に子宮の病気を患っていたことから、ビーティーさんが代理母となった。子宮などは残していた。

 ビーティーさんは三日放映の人気トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」に出演。七月に出産予定であることを明らかにし、「子供を持ちたいという思いに男も女もない」と語った。ロイター通信によると、地元の産婦人科医も、ビーティーさんの妊娠を認めている。

 米国では、結婚をめぐる法制度は州によって異なる。ビーティーさんによると、自身が男性として結婚したことは公式に認められているという。事実なら、法の上では男性が出産することになり、米メディアは、宗教右派などからの反発が強まる可能性を指摘している。
2008/4/4 北海道新聞

えっ!男が妊娠、妻の代わりに出産!?

【ニューヨーク29日=鹿目直子通信員】性別適合手術を経て女性から男性になったオレゴン州のトーマス・ビーティー氏(34)が妊娠し、7月に女児を出産するとして、海外メディアが騒然としている。ビーティー氏はゲイ雑誌「アドボケイト」に上半身ヌードの妊娠写真を発表。米人気トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」の収録も終え「私だって人間だから、子を持つ権利がある」と語ったという。

 あごひげを蓄えた顔。平らな胸。その下にふくらんだおなか。アドボケイト誌に掲載されたビーティー氏の半裸ヌードは、先週撮影された妊娠約6カ月時の写真で、出産予定日は7月3日だという。同氏は「赤ちゃんは合併症もなく、健康だ。私たち夫婦は楽しみに出産日を待っている」と同誌で明かした。ニュースを受け、30日付の英サンデーエクスプレス紙は「英国でも9年前に男性が出産していた」と報道。イスラム系メディアなども電子版で取り上げるなど、世界のメディアが取り上げ、議論もわき起こっている。

 アドボケイト誌によると、ビーティー氏はハワイ出身。出生時はトレーシー・ラゴンディノという女性だった。現在の妻ナンシー・ロバーツ氏と交際を始めたのが約10年前。乳房は手術で除去し、男性ホルモン注射などを受け、「法的にも男性になり、結婚も公式に認められた夫婦」(ビーティー氏)となり、同性愛者の人権運動に参加していた。子どもは作りたかったが、妻のナンシー氏は約20年前に重い子宮内膜症で子宮を摘出しており、妊娠は夢でしかなかったという。

 しかし、2年前のオレゴン州移住を機会に、子宮と卵巣を残していたビーティー氏が「自分が私たち夫婦の代理母になればいい」と、妊娠を決心。2カ月に1度の男性ホルモン注射をやめたところ、4カ月で8年ぶりの生理が始まり、精子バンクの精子で人工授精を行ったという。1回目は3つ子を子宮外妊娠で流産してしまったとも告白。今回が2度目の妊娠だといい「私がお父さんで妻がお母さん。娘と3人で家族になるんだ」と話している。

 夫妻の「挑戦」は風当たりも強い。家族も友人も非協力的で、今回の妊娠までに治療を依頼し断られるなど関係した医師は9人に上る。宗教上の理由などから、夫妻に反発する声も届いているといい、夫妻は現在自宅を離れ、故郷のハワイに滞在中という。一方、近隣住民の一部からは「数日前にビーティー氏を見たが、おなかは大きくなかった。ヤラセではないか」などの声も挙がっている。
2008/3/31 日刊スポーツ

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性同一性障害 一人で悩む姿浮き彫り 岡山大の中塚教授ら調査
日常、特徴的サイン 早い段階での支援重要


 肉体的な性別と心の性別が一致しない性同一性障害の当事者たちは子どものころ、性別に違和感を覚えながらも一人で悩んでいる実態が、岡山大医学部保健学科の中塚幹也教授らの調査で分かった。日常生活では特徴的なサインを出していることも分かり、中塚教授らは学校など周囲が早い段階で気付き、支援することが重要としている。

 調査は、同学科4年の藤井友紀さん(22)とともに、同大病院を受診した「体は男性で心は女性」の当事者32人(20―57歳)にアンケート。幼児期から思春期のころ、性同一性障害に関する知識をどう知り、どんな遊び方や服装、言葉遣いをしていたかなど、74項目を尋ねた。

 「性同一性障害をどこで知ったか」の質問(複数回答)ではインターネット、テレビ、新聞などの順で多く、「教師から」「家族から」はともにゼロだった。

 「家族以外で悩みを話せる相手がいなかった」と27人(84%)が回答し、19人(59%)が「恥ずかしさや勇気がなくて、周囲に早く伝えられなかったことを後悔している」とした。

 外見は男性だが内面は女性のため、普段の生活面では、男性物の服を着ることに抵抗感を持った(28人、87%)▽着せ替え人形やままごとで遊ぶ(26人、81%)▽自分を「わたし」と呼ぶ(23人、71%)▽化粧したりアクセサリーを身に付けたりして遊ぶ(22人、68%)―などの傾向が顕著だった。

 中塚教授は、早期の支援により、性同一性障害の自覚がなく自分が何者か分からない苦しみも和らぐと強調。「ただ、サインがあるからといって、すぐ当事者と決めつけるのではなく、正しい知識を身に付けた上で接してほしい」と話している。
2008/3/23 山陽新聞
posted by てつ at 15:44| 富山 ☁ | TrackBack(0) | GIDニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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