2008年04月19日

“国内初”同性愛絵本発売!ゲイのペンギン家族が主人公

“国内初”同性愛絵本発売!ゲイのペンギン家族が主人公

 レズビアンを公表し昨夏の参院選で民主党の比例代表候補として話題を集めた前大阪府議、尾辻かな子氏(33)が、同性愛を題材にした児童向け絵本の翻訳を手掛け、16日に発売する。同性愛のペンギンを描いた「タンタンタンゴはパパふたり」(ポット出版)で、児童向けの絵本コーナーに並ぶ。“同性愛絵本”は国内初とみられ、話題を呼びそうだ。


 「−パパふたり」は、2005年に米国で出版された「and Tango makes three」の翻訳絵本。ラブラブのオスのペンギン2羽が卵によく似た石を何日も温めるので、見かねた飼育係が別に産み落とされた卵を巣に入れたところ、娘のタンゴが生まれて…という心温まるストーリーだ。

 ニューヨークのセントラルパーク内の動物園での実話をもとに描かれている。ペンギンは2羽で行動し同性ペアは珍しくなく、4年前の立教大の教授らの調査では日本国内の16施設の8種20組が確認されている。野生のペンギンについても同性ペアの存在が報告されているが、研究は進んでいないという。

 米国では図書館協会の「優れた児童書」に選定されるなど数々の賞を受賞。その一方でイリノイ州などでは06年、同性愛を嫌う一部の保護者が「教育によくない」として学校の図書館から絵本を撤廃するよう訴えるなど騒動になった。

 尾辻氏は騒動になった際、絵本の存在を知り購入。「いつか日本で紹介できれば」と思い、参院選落選後の昨秋、自ら企画を出版社に持ち込んだ。同氏の選対事務局長を務めた翻訳家で編集者の前田和男氏(61)とともに翻訳。初めての翻訳だったが「子供にもわかるように、原文の意味を伝えることを心がけた」という。

 同性愛絵本の日本での発売は「聞いたことがない」(ポット出版)といい、初めてとみられる。児童向け絵本コーナーに並ぶ予定で、米国同様一部の反発も懸念されるが、尾辻氏は「小さいうちにいろんな形があると知るのはいいこと。子供は偏見もなく柔軟ですし。子供に限らず広く読んでもらい、自然や家族の多様性を考えるきっかけにしてほしい」と期待を込めた。

写真=翻訳を手掛けた絵本を手にPRする尾辻かな子氏=東京・新宿2丁目
2008/4/14 産経新聞
posted by てつ at 14:48| 富山 ☁ | TrackBack(0) | LGニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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