2006年09月10日

都城市男女共同参画社会づくり条例改悪

転載します。
賛同メールのご協力をお願いします。

--
大阪府議会議員尾辻かな子さんのブログより
(尾辻さんはレズビアンとしてカミングアウトされて
います)
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/archive/20060904

都城市の男女共同参画社会づくり条例は、2004年4月に
施行されました。

第2条(定義) この条例において、次の各号に掲げる
用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 男女共同参画社会 性別又は性的指向(以下「性別
等」という。)にかかわらずすべての人(以下「すべて
の人」という。)の人権が尊重され、社会の対等な構成
員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野に
おける活動に参画する機会が確保され、もって均等に
政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受すること
ができ、かつ、共に責任を担うべき社会をいう。

(6) 性的指向 性的意識の対象が異性、同性又は両性の
いずれに向かうのかを示す概念をいう。

となり、「性的指向」という言葉が入った画期的な
条例でした。(議会では1票差で可決)

しかし、都城市はその後、合併し、市長も交代しました。
そこでこの条例が見直しとなったのです。

2月〜3月にパブリックコメントを募り、それを受けて、
修正箇所が発表されました。
http://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/pabukome/
shiminseikatu/seikatubunka/danjosyuseiitiran.jsp

修正箇所(抜粋)
☆男女共同参画社会の定義から「性別又は性的指向に
かかわらず」という表現を削除しました。
☆性的指向の定義を削除しました。

その理由は、
★憲法第13条及び14条においてすべての国民の
個人としての尊重及び法の下の平等が明記されている
ところであり、「すべての人」という表現で包括できる
ためです。
だからだそうです。

パブリックコメントについた意見は、非常に差別的な
ものです。
☆「性的指向にかかわらず」という表現は必要ないの
ではないか。主語は「男女」でいいのではないか。
☆性的少数者の人権を条例で認める必要はないのでは
ないか。
第14条(性別等による権利侵害の禁止)
☆この条文があることによって、性的少数者の方が、
教育の場に立つ事も考えられる。一般の市民に受け
入れられるのか。

都城市がこの条例から、わざわざ「性的指向」を抜く
理由があったのでしょうか?あるとすれば、いわゆる
偏見をもった人たちの圧力が強かったということで
しょう。性的指向によって差別してはいけない、機会を
損ねることがあってはいけないという文章が削除される
ということは、重大な問題です。

性的指向による差別は、性愛の対象が同性であるがゆえ
の差別です。これが、性にまつわる問題でなかったら、
何の問題なのか。都城市には、人権条例も人権の基本
計画もありません。つまり、性的指向の問題は、人権
問題としても取り上げていないのです。

「すべての人」の中に同性愛者等も含まれているから、
これは後退ではないという。こんな理由を受け入れな
くてはいけないのか。

9月22日、この条例は採決されます。

議会事務局に、採決の見直しを求める文章を送って、
議員たちに配ってもらう等といった方法を考えたいと
思います。本当に悔しい。


先に書いたブログについて、以下の文章で、都城市議会
議員宛てに抗議及び要請文を送りたいと思います。
是非賛同の声を寄せてください。
賛同メール宛先 otsuji_office@osaka.nifty.jp
締め切りは 9月12日
(15日から委員会が始まるので、それまでに
アクションが必要です)

また、ぜひ個人でも市、市議会宛にメッセージを
送って下さい。たくさんの人の声を直接届けることも
大事です。

長峯誠市長 宛て 
Tel:0986-23-2111 Fax:0986-25-7973
info@city.miyakonojo.miyazaki.jp

都城市議会 議会事務局 宛て
TEL 0986-23-7869 FAX 0986-25-7879
gikai@city.miyakonojo.miyazaki.jp

以下、本文================

都城市議会議員 各位

「都城市男女共同参画社会づくり条例」からの
「性別又は性的指向」削除についての抗議及び要請文

 日ごろのご活躍に心から敬意を表します。
 さて、現在開会中の議会において、新たな「都城市
男女共同参画社会づくり条例」が上程されています。
この条例案では、合併前の都城市にあった「性別又は
性的指向(以下「性別等」という。)にかかわらず
すべての人」という記述がなくなり、「すべての人」
になりました。なぜ、旧条例に明記してあった、「性別
又は性的指向」という言葉を、わざわざ削除しなければ
いけなかったのでしょうか。「性別又は性的指向」に
よって差別を受けている人々が実際に存在している
日本社会の中で、こうした行為は、「性別又は性的
指向」による差別があることを無視し、容認する行為
とも受け止められ、とても静観することはできません。

 また、今回の条例作成にあたっては、審議会の
メンバーの名前も公表せず、市民団体や当事者団体
からのヒアリングもなかったと聞いています。
これでは、市民や当事者の意見を反映した条例と
いうことはできません。

 宮崎県では、2005年1月に「宮崎県人権教育・啓発
基本方針」が策定され、第4章 2 分野別施策の
推進 の中で、「性的少数者に関する問題」という
項目をたて、いまだに差別・偏見があること、性の
多様性を認め合うことが大切であることを、はっきり
と示しています。市町村もこの趣旨を踏まえ、自主的
な取り組みをするように期待する、ということも
書かれています。今回の都城市の条例案は、明らかに
宮崎県の方向性とも矛盾するものです。

 是非、今一度、この条例案をご再考頂き、旧条例
にある「性別又は性的指向」を入れた条例をつくって
頂くよう、強く要請を致します。

とりまとめ世話人 大阪府議会議員 尾辻かな子
賛同人・賛同団体(受付順) ○○○

関連リンク
賛同人を募ります! 
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-04-1
賛同人 現時点で約120名です 
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-06
国や自治体におけるセクシュアルマイノリティの政策  
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-08
都城市の条例について 
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-08-1
府中青年の家裁判 都城市関連記事 
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-09
タウンミーティング要旨 都城市関連
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-09-1
都城市条例新旧対応表一部
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-09-2
宮崎日日新聞に掲載
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-09-3
憲法14条を知っていますか?都城市 
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/2006-09-09-4
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2006年10月12日

性同一性障害理由に解雇されたと提訴(大阪)

<性同一性障害>「解雇は無効」福祉男性職員が提訴

 体と心の性が一致しない性同一性障害(GID)を理由に解雇されたとして、社会福祉法人「大阪自彊(じきょう)館」(大阪市西成区)の契約職員だった男性(50)が11日、同法人に解雇無効の確認と慰謝料200万円などを求める訴訟を大阪地裁に起こした。代理人弁護士によると、GIDを巡り解雇無効を求める訴訟は全国的にもほとんど例がないという。
 訴状などによると、男性は03年1月ごろから女性として生活。04年2月に医療機関でGIDと診断された。同年9月に同法人側の面接を受け、GIDであると明かしたうえで、野宿生活者巡回相談員として採用された。
 しかし05年6月、上司が化粧と女子トイレの使用を禁止し、「野宿者からべっ視され、困る」と非難。同僚も「男か女かはっきりさせてほしい」「(野宿者との)面接の場を外してほしい」などと求めるようになった。そして今年3月、別の上司が理由も説明しないまま、半年ごとの契約を更新しないと通告した。
 法人側は、男性が加入した労働組合との団体交渉で「面接件数が少ないから」などと解雇理由を説明。男性側は「当初は明確な説明がなく、解雇理由はGIDしかなく違法だ」と主張している。
 記者会見した男性は「上司や同僚から同じ人間として扱ってもらえなかった。(少数者を)排除すべきでない職場で排除され、行き場のない怒りを感じる」と話した。
 GIDを抱える人の解雇を巡っては、東京地裁が02年6月、女装での出勤を理由に出版社を懲戒解雇された男性の地位保全の仮処分申し立てを認め、解雇を無効とする決定を出した。【中本泰代】
 大阪自彊館の話 訴状が届いていないので、コメントできない。
2006/10/11 毎日新聞
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<大阪>性同一性障害理由に解雇されたと提訴

性同一性障害を理由に、労働契約を打ち切られたのは違法だとして、大阪府に住む50歳の元・アルバイト相談員の男性が、労働契約の確認と、慰謝料200万円などを求めて、社会福祉法人・大阪自彊館を相手に、裁判を起こしました。

訴えた男性は「当たり前の人間として認められていなかった。同じ人間、仲間として扱ってほしかったのに」と話しています。大阪自彊館は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
2006/10/11 朝日放送
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「性同一性障害が理由」と提訴=雇用打ち切りで男性−大阪地裁

性同一性障害を理由に雇用を打ち切られたとして、大阪府の男性(50)が11日、大阪市西成区の社会福祉法人を相手取り、地位確認と慰謝料200万円を求める訴えを大阪地裁に起こした。 
2006/10/11 時事通信

私見>>

人権侵害だし、前の判例でも勝訴しているので、勝訴して
ほしいです。

法律ならば、日本国憲法第11条〜第14条1項が該当し、
特に第14条第1項


すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、
性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は
社会的関係において、差別されない。


この「性別」は大きく「セクシュアリティ」と取って良い
と考えます。


GIDであるという理由だけで解雇されるなら私の場合でも
何らかの方法で戦います。黙っていません。
結果はどうであれ、"動いた"証拠や記録を残すことで、
いまセクマイで苦しむ人々のため、これからの人のために、
戦うのです。
裁判までもっていくには資金がいるので大変なので、
例えば労働基準局に話(報告)に行くとか、法務局に
相談に行くとか、そういうことでもいいのです。
公の機関に記録を残せば半永久です。
小さなことでも立派な活動であり運動です。

また、この方のように、覚悟と勇気をもって、メディアに
言うと、取り上げてくれたらコトが大きくなり、世論に
影響します。
メディア露出については、そもそも性別のこと、名前のこと、
カムアウト、周囲のことをよく考えて出た方がいいでしょう。
遠いところで人と関わったりすることもあるので、用心
してください。

この方は、記事チェックの突っ込みは入れてないの
でしょうか?
私だったら「"女性"って書かないでください」と言うし、
3年前に記者さんに言った覚えがあります。
「彼女」とは絶対書かないで欲しいとも言いました。
その代わりに「(当時)この町民は」「○○さんは」と
いう表記にしてもらいました。
自分を指す言葉については念を押しましたね。。


今のセクマイの人たち(自分も含め)に言いたいのは、
自分らが住みよくなるように、些細なことでも動くと
いいですね。
当事者である自分らがいうとかなり説得力がありますから。
嘆いてばかり泣いてばかりじゃ何も変わりません。
押し付けはしませんけど、自分のことばかり考えてないで、
自分が属している社会に自覚的になることは大事です。
社会が変われば、自分の動き方が変わってくるからです。

長らく語りましたが、勝訴して欲しいです。

posted by てつ at 02:14| 富山 ☁ | TrackBack(0) | LGBT全般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

男性2人が「女性」に性別変更申し立て

性同一性障害:男性2人が「女性」に性別変更申し立て


心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)と診断された男性2人が
13日、戸籍上の性別を女性に変更するよう求めて、それぞれ神戸家裁
尼崎支部と奈良家裁に申し立てた。2人はいずれも女性と結婚、子どもを
もうけた後、離婚した。GID特例法(04年7月施行)は、子どもが
いないことを性別変更の条件にしており、2人や支援者は「GIDの
置かれた現状に適しておらず、特例法の改正につなげたい」と訴えて
いる。

 兵庫県尼崎市の会社員、大迫真実(まさみ)さん(51)と奈良県
生駒市の派遣社員、森村さやかさん(46)=いずれも通称。

 特例法は▽20歳以上▽現在、婚姻していない▽子どもがいない−−
などを性別変更の条件にしている。付則には施行3年後の見直し規定が
盛り込まれている。GID学会によると、GIDは国内に数千人から
数万人いるとされ、30代後半から50代の人には子どもがいるケース
も多いという。

 大迫さんは「性のあり方はいろいろ。興味本位ではなく、ありのままの
私を見ていただきたい」と記者会見で公表した理由を語った。森村さんは
「心も体も女性なのに、書類上は男性。家や仕事を探すたびに、説明する
のはしんどい。全国で同じような申し立てが増えて、大きな流れになれば
いいと思う」と話した。【井上大作、高瀬浩平】

毎日新聞 2006年11月13日 18時28分
--
性同一性障害2人が戸籍性別変更申し立て…奈良と兵庫

 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)と診断された奈良県
生駒市の派遣会社員(46)と、兵庫県尼崎市の会社員(51)の男性
2人が13日、戸籍の性別を女性に変更するよう、それぞれ奈良家裁と
神戸家裁尼崎支部に申し立てた。性同一性障害者性別特例法では「子が
いない」ことを性別変更の条件にしているが、2人はともに離婚した妻
との間に子供がおり「法改正のきっかけにしたい」と訴えている。

 派遣会社員は28歳で結婚し、約10年後に離婚。2002年に
GIDと診断され、今年1月、性別適合手術を受けた。ふだんは女性名
を使っており「保険証やパスポートなど公的な書類を出すたびに
(GIDだと)説明をしなければならず、苦痛だ」と述べた。

 会社員は1981年に結婚し、約20年後に離婚、直後にGIDと
された。昨年、性別適合手術を受けており、この日、会見して「公的
書類で男性と知られたりすると、精神的苦痛が大きい」と主張。同席
した性同一性障害学会の大島俊之理事長は「性別変更要件の見直しを
実現したい」と語った。
2006年11月13日 読売新聞
--
「子がいても性別変更を」 兵庫と奈良の男性が申し立て

心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)の男性2人が13日、
戸籍上の性の変更を神戸家裁尼崎支部と奈良家裁にそれぞれ申し立てた。
2人はかつて結婚をしており、子どもがいるが、「性同一性障害特例法」
は、子どもがいる場合の性別変更を認めていない。2人は会見などで、
「子どもがいるという理由で性別変更が認められないのはおかしい。
日常生活に支障があり、同法施行3年後の見直しを前に、議論を深め
たいと思った」などと話した。

 申し立てをしたのは、兵庫県尼崎市の会社員、大迫真実さん(51)
と、奈良県生駒市のパート従業員、森村さやかさん(46)=いずれも
通称。2人はGID治療の一環として性転換手術を受けている。

 04年に施行された同法は、戸籍上の性別変更に(1)20歳以上
(2)独身(3)子がいない(4)生殖機能がない(5)性別変更後に
あわせた性器の外観がある――の5条件を定めている。

 大島俊之・神戸学院大法科大学院教授(民法)は「子どもがいないこと
を、性別変更の条件に挙げる国は、日本以外に聞かない。必要のない条件
によって苦しむ人がいる現状を、国は理解する必要がある」と話す。

 大迫さんは81年に結婚。8年後に娘が生まれた。3年前に離婚した
が、娘とは今でも月に数回会う。長い髪の父親を、娘は今も「お父さん」
と呼び、洋服の話をよくする。大迫さんは「外見上の変化も含め、娘
なりに時間をかけて理解してくれたのだと思う。法が想定する子どもの
動揺はない」と話す。

 森村さんは89年に「結婚で男の感情を持てるようになるのでは」と
結婚したが、男を演じ続けられない、と離婚した。外見は女性なのに
あらゆる書類が男性になっているため、例えば病院窓口で健康保険証
を見た職員から「ご主人の保険証か」と言われるなど、日常生活で
苦痛を感じているという。
2006年11月13日23時14分 朝日新聞
--


私見>>
戸籍の性別変更できるような判決が出ればいいと当事者としては思います。

…私たちの世代なら、世間の圧力に負けて「結婚」という選択は選ばない
のだけど、40代以降の特にMTFさんは結婚して子どもがいて、という
ケースが多くて。
「ヘテロ女性とセックスできるんだ」という素朴な疑問があって「う〜ん」
です。レズビアンだと言えるのだろうけど、やってることはヘテロ男女の
セックスと一緒で。
Y染色体の成せることなんでしょうか。

posted by てつ at 12:47| 富山 ☁ | TrackBack(0) | LGBT全般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

性別変更の申立て却下-尼崎

「女性への変更」却下 尼崎、性同一性障害で

 性同一性障害(GID)に悩む兵庫県尼崎市の会社員、通称・大迫
真実さん(51)が申し立てていた男性から女性への戸籍の性別変更
を、神戸家裁尼崎支部は20日までに却下した。

 大迫さんは女性と結婚、子どもをもうけた後に離婚した。性同一性
障害特例法は「現在、子どもがいないこと」などを変更条件にして
おり、対象外者の申し立てに裁判所がどう判断するか注目されていた。

 大迫さんは性別適合手術を受けたが戸籍上は男性のため、日常生活
で不便を強いられていると訴えている。
2006/12/20 産経新聞

女性への変更却下 性同一性障害 尼崎

 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)に悩む尼崎市の
会社員、通称大迫真実(まさみ)さん(51)が、戸籍の性別変更を
求めた審判で、神戸家裁尼崎支部は二十日までに、申し立てを却下した。
大迫さんは大阪高裁に即時抗告する方針。

 審判は今月十五日付で、大迫さんは十六日に郵送で書類を受け取った」
という。

 それによると、申し立てに「家族秩序に対する影響は少ない」と
一定の理解を示したものの、戸籍変更については、「個別の事案
ごとに判断すると子どもの心情や親子の交流に影響を与える」など
として却下した。

 大迫さんは女性と結婚し、一児をもうけたが、男性である自分に
対する違和感は消えず、その後離婚。二〇〇三年に性同一性障害と
診断を受け、海外で性別適合手術を受けた。現在、高校生の長女
(17)とは月一-二回、会っているという。

 性同一性障害特例法は「現在、子どもがいない」ことを性別変更
の条件としており、大迫さんは特例法の対象外。同様の申し立てでも、
子どもがいる場合はいずれも却下されている。

 ◆性同一性障害◆ 生物学的には完全に正常で自分の肉体がどちら
の性に属しているかを認知していながら、人格的には自分が別の性
に属していると確信している状態。男性の3万人に1人、女性の
10万人に1人に発現すると推測されている。2003年には
特例法が成立。一定の条件の下、成人した性同一性障害者が戸籍の
性別を変更することが可能になった。
2006/12/20 神戸新聞

落胆「精神的苦痛続く」 特例法の壁高く

 「精神的苦痛は消えない」-。性同一性障害(GID)と診断された
男性が申し立てた戸籍変更を却下した神戸家裁尼崎支部の審判。男性の
家庭環境に理解を示しつつも、その判断は、「子どもがいないこと」を
条件とする特例法の壁の高さをあらためて示した。

 この日、尼崎市内で会見した通称大迫真実さん(51)=同市=は、
「却下は予想していたとはいえ、ショックは大きい」と落胆した様子。
「特例法が見直されない限り、健康保険証やパスポートも男性と表記
されるなど、精神的苦痛は続く」と訴えた。

 大迫さんは先月十三日、神戸家裁尼崎支部に性別変更の申立書を提出。
約二週間後に、同支部の家事裁判官から審問を受け、事実関係や申し
立ての趣旨を述べたという。

 その思いが届いたのか、審判理由では、「子どもが父母の性別の変更を
受容したり、親子の交流が希薄であるなど、家庭秩序への影響は少ない」
と大迫さんの主張に理解を示した。だが、「(その程度で)個別に判断
することは、かえって影響を与える」と、戸籍変更を認めるには至ら
なかった。

 会見に同席したGID学会理事長で神戸学院大法科大学院の大島俊之
教授は「審判理由では『子どもの利益のため父親は戸籍上、男性のまま
にすべき』とする法務省の見解を批判しており、評価できる点もある」
と指摘。ただ、申し立て却下という結果に「条件は依然として厳しい」
と話していた。(飯田 憲)
2006/12/20 神戸新聞

posted by てつ at 12:46| 富山 ☁ | TrackBack(0) | LGBT全般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月28日

性同一性障害 理解求め活動【島根】

性同一性障害 理解求め活動

◇松江の上田さん/「差別禁止条例制定を」◇

 心と体の性が異なる性同一性障害(GID)への差別禁止条例の
制定を松江市議会に求めている同市上乃木6丁目の上田地優(ちひろ)
さん(48)が今月から来月にかけて、県職員の勉強会や男女共同
参画をテーマに活動する市民団体の講演会でGIDについて話す。
昨年11月に条例制定を陳情したのを皮切りに本格的な活動を始め、
12月には山陰の性同一性障害者が集まれる組織を結成するなど、
活動の輪を広げつつある。(宋 光祐)

☆意識改革へ講演・勉強会☆

 県人権啓発推進センターは今月26日、職員を対象にした勉強会
に上田さんを招く。センターによると、GIDをテーマにした県職員
向け勉強会は初めて。GIDへの理解を求めて活動しているのを知った
センターが、講演を依頼した。センターの職員に加え、県人権同和
対策課と県教委人権同和教育課の職員約20人が集まる予定。

 2月17日には松江市白潟本町のスティックビルである市民団体
「まつえ男女共同参画ネットワーク」の市民向け講座で講師を務める。
時間は午前10時〜11時半。参加費は無料で、誰でも参加できる。
問い合わせは市男女共同参画センター(0852・32・1190)へ。

   ◇   ◇   

 上田さんは昨年1月、松江市立病院でGIDと診断された。周囲には
GIDを知らない人が多く、日常生活の中で差別を受けた経験もある。
そのため、講演では「性同一性障害とは何か」を説明することから始め
るつもりだ。

 「04年には国が性別変更を認める特例法を制定したが、障害者手帳
は交付されず、実質的な支援はほとんどない」

 専門の医療機関や相談窓口がなく、十分な情報を得られない地方での
情報交換の場として、昨年12月、全国組織「gid.jpの会」
(東京都)の山陰支部を設立した。上田さんによると、市内にはほかにも
性同一性障害のある人がいるが、診断を受けていないといい、当事者側
にも認識が欠けている面があると感じている。「島根では地縁、血縁が
濃く、都会のように簡単にはカミングアウト(公表)できない。行政と
共同歩調を取って、法制度だけでなく、地域の住民意識も変えていき
たい」

写真
「自分が必要とされる場所があればどこにでも行きたい」。
性同一性障害への理解を深める活動について意気込みを語る
上田地優さん=松江市朝日町で
2007/1/25 朝日新聞・島根

続きをどうぞ
posted by てつ at 00:08| 富山 ☔ | TrackBack(0) | LGBT全般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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