2007年06月19日

最近のニュース

性同一性障害:性別変更棄却で特別抗告へ 
森村さん「子なし要件、憲法違反」 /奈良


 戸籍上の性別を男性から女性に変更するよう求めている 性同一性
障害の森村さやかさん(46)=通称、生駒市= が13日、最高裁
に特別抗告することを決めた。
 森村さんは離婚した女性との間に子どもが1人いる。 奈良家裁へ
昨年11月、性別変更を申し立てたが、家裁は 子どもがいることを
理由に却下。大阪高裁は今月6日、 家裁の決定を支持し、即時抗告
を棄却した。
 子どもがいないことを性別変更の要件としている特例法「子なし」
要件について、森村さんは「憲法が定める法の 下の平等や幸福追求
権に違反している」と主張している。 【高瀬浩平】
2007/6/14 毎日新聞

性同一性障害の即時抗告、棄却 大阪高裁

 性同一性障害(GID)の会社員、通称大迫真実さん(51)
=尼崎市=が戸籍上の性別を男性から女性へ変更するよう申し
立てた即時抗告について、大阪高裁は十五日までに 「現行法は
憲法違反と認められない」などとして棄却を 決定した。
大迫さんは、週明けにも最高裁に特別抗告する方針。

 決定は六日付。大迫さんは十四日に郵送で書類を受け取った
という。

 決定によると、大阪高裁は抗告を棄却。一方で、二十歳 以上
▽婚姻していない▽子どもがいない-などGID特例 法の戸籍
変更の要件について、「二〇〇四年七月の施行 から三年をめど
に見直す」とした付則に触れ、「議論を進めるべき」としている
という。

 大迫さんは「高裁から『見直しを進めるべき』という 意見が出た
ことは、同じ悩みを持つ人にとってプラス。 声を上げ続けたい」と
話している。

 大迫さんは女性と結婚し、一児をもうけたが離婚。 〇三年に
GIDと診断され、性別適合手術を受けた。 昨年、神戸家裁尼崎
支部に性別変更を申し立てたが、 子どもがいることなどを理由に
却下。今年一月、大阪 高裁に即時抗告していた。
2007/6/15 神戸新聞

性同一性障害 男性の即時抗告を棄却

 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)と診断 された
兵庫県尼崎市の男性会社員で通称、大迫真実さん (51)が戸籍
の性別を女に変更するよう求めた家裁の 審判で、大阪高裁は、
申し立てを却下した神戸家裁尼崎支部の決定を支持し、即時抗告を
棄却した。棄却は今月6日付。

 大迫さんは、同様に即時抗告を棄却された奈良県生駒市の派遣
社員で通称、森村さやかさん(46)とともに、大阪高裁の決定を
不服として最高裁に特別抗告する。

 大迫さんはGIDと診断される前に女性と結婚、娘をもうけた
後、離婚した。

 大阪高裁は、性別変更の要件を「子がいないこと」とした
平成16年7月施行の性同一性障害特例法に基づき、1審の決定を
支持。一方で、施行後3年をめどに見直しを求めた 特例法の規定に
基づき、「(子なし要件を)廃止すべきか具体的に議論されること
が望まれる」とした。

 子なし要件は、親の性別変更に間近に接する子供の心理に配慮
して定められた。しかし、高校生の娘と定期的に面会している
大迫さんは「親として受け入れてくれている」と訴えている。
2007/6/15 産経新聞・関西版
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2007年06月24日

最近のニュース[GID]

病院側は争う姿勢、請求棄却求める
京都地裁 性同一性障害訴訟


 性同一性障害の診断を受け、乳房切除手術をした立命館大大学
院生の吉野靫(ゆぎ)さん(24)が手術ミスにより皮膚が壊死
(えし)した上、医師間の連携不足で精神的苦痛を被ったとして、
大阪医科大(大阪府高槻市)に損害賠償を求めた訴訟の第1回
口頭弁論が22日、京都地裁(山下寛裁判長)であった。大阪
医科大側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を
見せた。

 訴状によると、吉野さんは2003年に大阪医科大付属病院で
性同一性障害と診断され、05年5月に乳房を切除する手術を
したが、約3週間後に縫合部の壊死が分かった。吉野さんは
「手術前に医師は壊死の危険性を否定していた。執刀医は経験
不足で、精神科の医師への連絡も不十分で精神的ケアも受けられ
なかった」と主張している。

 大阪医科大は詳しい反論を「追って主張する」としている。

 弁論後に支援者と開いた報告会で、吉野さんの代理人の弁護士
は「病院側は手術と壊死の因果関係や損害額などを争うとみら
れる」と話した。
2007/6/22 京都新聞

--

性同一性障害に悩む教諭、生徒一問一答…
京都・城陽高放送部が作品化


「女性として生きる」妻に告白…広がれ理解 全国大会で披露

 性同一性障害を妻に告白し、「女性」として生きることを宣言
した京都府立城陽高(城陽市寺田)の数学科教諭で放送部顧問の
土肥(どひ)いつき教諭(44)の生き方への理解を広めたいと、
放送部員8人が、教諭へのインタビューを基にラジオ用ドキュ
メント作品「男のティーチャー それとも 女のティーチャー」
を制作した。悩む姿に共感する生徒たちに、教諭も信頼を寄せて
心の内を淡々と語っており、7月24日から東京で開かれる全国
大会に出品する。

 土肥教諭は、子供のころから女の子の服を着たいと思い、そんな
自分に苦しんできた。1997年、トランスジェンダー(外的な
性別にとわらわれないで生活する人たち)の存在を知り、1年間
悩んだ末、妻に告白した。ひげをそり、髪を伸ばして女性用の服
を着て活動するようになった。

 部員らは、放送室で着替える姿に疑問を持ち、「女子更衣室で
着替えたいと言い出しにくいから」と土肥教諭から理由を打ち明
けられ、改めて苦悩を知ったのを機に、教諭をテーマにした作品
を作りたいと思った。教諭も「この子たちなら自然に受け止めて
くれる」と快諾。5月から、シナリオを作り、構成を練ってイン
タビューした。

 作品は7分間で、部員が、告白を決心した理由や、告白後の
生活の変化などを一問一答形式でインタビュー。土肥教諭は
「女の子の服が着たいと思い、変態ではないかと悩んだ」など
と淡々と答えている。府高校放送コンテストで「取り上げにく
いテーマをわかりやすく仕上げている」と評価され、2位に
選ばれた。

 土肥教諭は「支えてくれた生徒らへの感謝の気持ちを表した
いと協力した」と話し、3年松村優子さん(17)は「自分
たちのように、自然に先生を見られるようになってほしいと
願って作った。微妙な問題なので慎重に扱わないとと思い、
最後までこれでいいのかと悩んだ。なかなかシナリオができ
なかった。まったく自信がなかったので評価されうれしい」
と受賞を喜んでいる。

 性同一性障害は世界保健機関(WHO)で認める医学的疾患。
国内では、約5000人がいるとみられている。原因は不明。

写真=放送部員らを指導する土肥教諭(右)

2007/6/18 読売新聞

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特集
[陸上世界地図]欧州・ドイツ編
(上)旧東独 薬物後遺症の闇 少女を男に変えた錠剤

 「私の努力の成果ではなかったと知った時、怒りがこみあげ、
ぼう然とし、様々な感情に襲われた」。口元にうっすらとひげを
生やす男性は語り始めた。1986年、21歳の時に欧州選手権
女子砲丸投げで優勝した東独(当時)のハイディ・クリーガー
(41)は今は男性、アンドレアス・クリーガーとなって旧東独
の町で小さなミリタリー・ショップを営んでいる。

 13歳から陸上を始め、エリート養成のスポーツ学校に入った。
国家を挙げた組織的なドーピングの標的となったのは16歳
からだ。「トレーナーからビタミン剤と一緒に青い錠剤を渡
された。何の薬かは教えられず、歯を磨いたり洗顔したりする
ように、普通の感覚で毎日飲んでいた」

 錠剤は男性ホルモン製剤だった。筋肉がついて体毛が濃くなり、
少女が1週間で合計100トンを軽く超える重量を持ち上げるよう
な過酷な筋力トレーニングにも耐えた。薬の影響でうつ状態に陥っ
たり、攻撃的、破滅的な気持ちになったりした時にも、何も疑う
ことなく、その感情をトレーニングにぶつけた。自己ベストは
86年の21メートル10。世界記録は22メートル63だ。
「女子で優れた技術を持っていれば(4キロの砲丸を)19メー
トルは投げられる。でも20メートルを超せば異常だ」とクリー
ガーさんは断言する。

 超人的な記録のために酷使した体が悲鳴をあげ、現役生活は
長くは続かなかった。旧東独の消滅を見届けるかのように91
年に引退。性同一性障害に悩んだ末、6年後に性転換手術をした。
裁判で青い錠剤の正体を知るのは、その後のことだ。「3人の
男兄弟と育ったせいもあり、現役のころから私の恋愛対象は
女性だと感じていた」。男性ホルモン剤の長期投与が性転換の
100%の原因ではないが、その後押しをしたのがドーピング
だったと彼は言う。「思春期に、男として生きるか、女として
生きるか、選択権は私にはなかった。だがホルモンのバランス
が崩れて男性に傾き、いわば触媒の役目を果たした。私はそれ
に対して何もできなかった。だから私はドーピングを憎む」。
男性として生きている今に違和感はないが、自分の人生を操作
されたという思いは消えない。

 人口1700万人の東独が、短距離や投てき種目で世界を席巻
した時代があった。1980年代に記録され、まだ破られていな
い世界記録も散見される。その一つ一つに白黒をつけることは
難しいが、今も多くの元選手が流産や精神病、重い内臓疾患など
ドーピングの後遺症に苦しむ現実は、栄光の大きな代償である。

 クリーガーさんは今、体内ではほとんど生産できない男性ホル
モンを3週間おきに摂取している。裁判で得た賠償金はわずか
1万2000ユーロ(約200万円)。その資金を元手に現在の
店を開いた。21歳の時の金メダルは、ドーピング被害者協会に
寄贈し、啓発活動に役立てているという。「競技をやめ、錠剤を
もらわなくなって私はすっかり混乱してしまった。女性のまま
だったら、今はこの世にはいなかっただろう」。反転した人生は、
ドイツ陸上界の光と影を浮き彫りにしている。

写真
10代
現役女子選手だった10代のころのクリーガーさん(本人提供)
現在
「ドーピング被害者への手厚い補償を望んでいる」と話す
アンドレアス・クリーガーさん(ドイツ・マクデブルクで)
=千葉直樹撮影
2007/6/14 読売新聞
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2007年07月26日

海外のニュース

逮捕されたトランスセクシュアル男性とその妻 
パキスタン最高裁が保釈決定


(ラホール)パキスタンの最高裁は先月27日、拘束されていた
トランスセクシュアル男性とその妻の保釈を決定した。
同日、365Gay.comが伝えた。

パキスタン当局は5月、トランスジェンダー男性のシュメール・
ラージさん(31)と、妻のシャージナ・タリクさん(26)を、
ラージさんが本来女性であるのに、性別に関して虚偽の申告を
したとして逮捕。(関連記事)

ラージさんは生物学上は女性として生まれたが、16年前に性別
適合手術を受け、現在は男性として生活している。ラージさん
とタリクさんの逮捕は、保守的なイスラム教社会であるパキス
タンにおける、公権力によるLGBT弾圧の表れとして、国際的に
注目を浴びた。パキスタンでは、性的マイノリティの話題は
タブーとされる。

昨年結婚したラージさんとタリクさんは、タリクさんの親族
によるいやがらせからの保護を求めて、裁判所に相談。しかし、
先月初め、ラホール高等裁判所は2人を、ラージさんの性別に
ついて虚偽の申告をしたとして、逮捕命令を出した。

裁判所が任命した医師団は、ラージさんについて、イスラム法
の下では現在も女性であると判断。ラージさんは、性別適合手術
により胸と子宮を除去しており、男性であると主張したもの、
裁判所は、医師らの判断を支持した。

ラホール高等裁判所のカハワジャ・モハメド・シャリフ判事は、
ラージさんとタリクさんに対し、1万ルピー(およそ3万円相当、
7月20日現在)と、3年の禁固刑を命じた。同判事は、2人が
「不自然な情欲」の罪を犯したとの検察側の訴えを退けた。
これについてシャリフ判事は、「寛容な」判決だったと述べて
いる。「不自然な情欲」の罪に対しては、終身禁固刑が科される。

ラージさんとタリクさんの弁護士ザヒド・フセイン・ボクハリ
氏は、それぞれ別の女性刑務所に収監されていた2人について、
釈放するよう求めていた。

先月27日、パキスタン最高裁(ラナ・バグワンダス裁判長)は、
最高裁での審理が行われるまで、ラージさんとタリクさんを
保釈する決定を下した。ラナ・バグワンダス裁判長はヒンドゥー
教徒。

最高裁は、審理の日程について定めていない。関係者らは、
最高裁が、ラージさんとタリクさんのケースそのものを扱いた
くないのではと見ている。最高裁が審理を行わなければ、
ラージさんとタリクさんは、事実上、無期限で保釈されること
になる。
(翻訳・編集 山下梓)
2007/7/24 ゲイジャパンニュース

--
大規模LGBTコミュニティセンター シカゴにオープン

(シカゴ)建設費2,000万ドル(およそ25億円相当、6月15日
現在)、着工から5年、一時は未完に終わるのではと思われた
LGBTコミュニティセンターがシカゴ市に完成した。6日、
365Gay.comが伝えた。

センターの開所式にはリチャード・デイリー・シカゴ市長も
かけつけ、ゲイでシカゴ市議のトマス・タニー氏とともに
テープカットを行った。

完成したLGBTコミュニティセンターは、シカゴ市北部に位置し、
教育や娯楽の他、劇場でのイベントやソーシャルサービスなども
提供する。

シカゴ市では、1960年代後半、最初のLGBT団体が設立。コミュ
ニティセンター建設のアイディアが生まれた1980年代、エイズの
広がりが問題となり、コミュニティセンター建設にあてられる
はずだった費用はエイズ対策にまわされた。

エイズへの取り組みが落ち着き、コミュニティセンター建設の
ために再び資金集めが行われた。集められた資金の大半は2,000人
の個人支援者からのもので、元テニス選手でレズビアンのビリー・
ジーン・キングさんも含まれている。個人支援者からの資金でまか
なえない部分は、シカゴ市、イリノイ州、連邦政府が提供した。

土地購入は2001年。デザイン担当には、サンフランシスコに拠点を
置く建設設計事務所「Gensler Architecture, Design & Planning
Worldwide」が採用された。

コミュニティセンター企画者らは、サンフランシスコ、ロサン
ゼルス、ニューヨークにある同様の施設を訪ね、それぞれの都市
で見たベストを自分たちの施設にとり入れた。

コミュニティセンターには、およそ40のLGBT団体が入る予定。
シカゴのゲイコミュニティの拠点となりそうだ。

企画担当者らは、今年、2万人がこのセンターを訪れるものと見ている。(翻訳・編集 山下梓)
2007/6/26 ゲイジャパンニュース
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2007年08月19日

ニュース

性転換手術、公的医療の対象に=ブラジル

 【サンパウロ17日時事】ブラジル保健省は17日までに、
性同一性障害者に対する性転換手術を、公的医療の適用対象に
すると発表した。

 21歳以上で、国の医学倫理委員会が定めるガイドラインを
満たし、2年以上のカウンセリングを受けたことなどが条件。
各自治体の保健当局が条件を満たす希望者に優先順位を付け、
指定病院での実施を決める。 
2007/8/18 時事通信
posted by てつ at 10:45| 富山 ☀ | TrackBack(0) | LGBT全般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

イラン人レズビアンのペガーさんが強制送還の危機【署名求む】

イラン人レズビアンが死刑の危機!
日本人支援者が英国大使館・外務省に請願提出

 同性愛者であることから死刑が予想され、母国イランを離れ
イギリスに亡命している女性の難民申請が、イギリス入国管理局
に棄却された。

 彼女はここ数日の間(当初の予定では8月28日)に、イラン
へ強制送還される可能性が高い。命の危機に直面しているのは、
イラン人でレズビアンのペガー・エマンバクシュさん(40)。
イランでは同性愛は違法とされ、死刑に処されることがある。
現在、彼女はイギリス入国管理局の収容所にいる。

 イスラム刑法では「レズビアン同士の性交への罰則はむち打ち
100回。3回以上繰り返された場合は死刑」
(英国内務省,、イランに関するガイダンス資料 2007年)
とされている。

 2005年には10代のゲイ男性2人が絞首刑に処された。
亡命イラン人同性愛者の人権団体「ホーマン」 は、イラン政府が
1979年以降、少なくとも4000人の同性愛者を処刑してき
たと非難しているという。

 ペガーさんのパートナーだった女性はすでに逮捕され、拷問を
受け、石打ちによる死刑に処せられたそうだ。ペガーさんは、
2005年にイランを脱出し、英国で難民申請を行った。レズ
ビアンを公言しているペガーさんが今イランに戻れば、拷問と
死刑が待ち受けていることが容易に予想される。

 しかし、イギリス入国管理局はイランでの厳しい現状を認識
した上で、「レズビアンであることが証明できない」として、
彼女が危険にさらされているとは信じないというスタンスを取っ
ているという。死刑が予想される強制送還はもちろんだが、
証明することが不可能な性的指向を理由に挙げること自体が、
人権侵害にあたるともいえる。

支援者が駐日英国大使館・外務省に対し請願書を提出

 8月25日に緊急開設されたブログ、「ペガーさん強制送還
反対」の管理人である都内在住のレズビアン、広瀬麻弥さんと、
レズビアンであることを公表している元・大阪府議の尾辻かな子
さんが、今日27日午後、駐日英国大使館と外務省を訪れ、
イギリス大使と麻生太郎外務大臣に宛てて、207名の賛同人
署名とともに強制送還中止を求める請願書を提出した。

 請願書提出が告知されたのが前日夜であり、さらに平日の
昼間であるにも関わらず、ブログを読んだ10名ほどの支援者
がメッセージボードを持って集った。

 広瀬さんは24日にイギリスに住む友人からこの話を聞き、
ペガーさんの支援団体「Friends of Pegah」が署名を募っている
ことを紹介するために、25日にブログを開設した。それをmixi
の日記に書いたことでムーブメントが広がった。

 ブログには現在、1時間に400〜500のアクセスがあると
いう。「レズビアン」「署名」という2つのキーワードでこの件
について書かれたmixiの日記は100件を超えるなど
(27日20時現在)、大きな注目を集めている。

 「どのようなセクシュアリティをもち、どの国に生まれるかを
選ぶことは、誰にもできません。人間はどこに生まれても幸せに
生きる権利を持ち、それを行使できるべきです。これはレズビア
ンだけの問題ではなく、すべての人が共有できる問題だと思
います」(広瀬さん)

 「イギリスとイランの2国間だけの問題ではありません。
世界中が注目している人権問題です。日本政府がこの件について
何らかのアクションを起こせば、それはイギリス政府へのプレッ
シャーとなることでしょう。」(尾辻さん)

 請願書を受け、イギリス大使館はこのアクションを本国へ
報告することを約束し、外務省はこの問題をイギリス政府に
問い合わせ、それによってなんらかの対応をすると述べたという。

 世界各地でもイギリ政府への抗議運動が行われている。

 イタリアではこの問題がメディアでも大きく取り上げられ、
イタリア政府がイギリス政府に強制送還を中止するよう求めると
ともに、法務大臣のマステッラ氏が、イタリアで彼女を難民として
受け入れる考えがあることを示唆した。

 ペガーさんの処遇は、8月28日に入国管理局で再び審議される
ことになった。ただ、これによって強制送還という処遇が決定され
ることもあり、楽観視できる状況ではないという。「ペガーさん
強制送還反対」ブログ」は、今もオンラインでの署名や、イギリス
内務大臣へのFAX・メールでの抗議を呼びかけている

問われる日本政府の対応

 じつは、日本でもこれと同じ問題が起こったことがある。

 2000年7月、日本への亡命を求めたイラン人のゲイ男性に、
法務省は強制送還を言い渡したのだ。2005年に第3国への
亡命が実現し、イランに戻ることは免れたが、強制送還が決定して
から6年に渡って逮捕、収容、裁判という過酷な戦いを強いら
れた。国際人権規約を批准する日本は、また同じ過ちを犯さない
とともに、他国の過ちを指摘していくべきである。

 「日本では性的少数者に対しての差別はない」と言われることが
ある。それは日本では表立ったあからさまな差別が少ないという
だけだし、百歩譲って日本で差別がないとしても、だからそれで
良いということはない。世界中の人々が人権のもとに幸せに暮らす
ことを保障されてこそ、世界の平和は実現するのではないだろうか。

(写真)
レズビアンであるということでイランで死刑される可能性が
あるペガー・エマンバクシュさん
(撮影:提供:Friends of Pegah)

駐日英国大使館前でメッセージボードを持つ支援者たち
(撮影:岡本まーこ)

外務省前で提出する請願書を持つ、呼びかけ人の広瀬麻弥さん
と元・大阪府議の尾辻かな子さん(撮影:岡本まーこ)
2007/8/28 OhmyNews 岡本まーこ記者


イラン人同性愛者を救え 強制送還に反対署名

 あるイラン人女性が同性愛者であることが理由で命の危険に
さらされている。

 ペガー・エマンバクシュさん(40)は2005年、イギリス
で難民申請を却下され、今年8月、同国のシェフィールドで逮捕
された。28日夜にイランへ強制送還されることになっている。

 イランの刑法では、同性愛者の性行為には死刑かむち打ちの
厳罰が言い渡される。IPSJapanの記事によれば、1979年
以来、4000人の同性愛者が処刑されていると、国際レズビ
アン・ゲイ人権委員会とペルシャ同性愛者協会が指摘している。
ペガーさんの場合、パートナーが逮捕、処刑されてからイランを
逃れイギリスに渡った。

関連記事:イラン:異なる性行動は死刑

 ペガーさんの難民申請認定を求めるため、「ペガーさんの強制
送還に反対する会」は27日、在日イギリス大使館と外務省に
対して請願書を提出した。請願書は、強制送還の決定が国際人権
規約、難民条約等に反していると主張し、「(ペガーさんは)
単に国境を越えて強制送還されるのではありません。『死』へと
送られるのです。」などと述べている。

 請願書の提出には、同会よびかけ人の広瀬麻弥さんと
尾辻かな子・前大阪府議会議員がイギリス大使館と外務省へ
赴いた。

 大使館では秘書室が対応。大使が夏休み中であり、提出日が
イギリスの祝日であったため、迅速な対応に不安が残った。
外務省では、欧州局西欧課の課長補佐と首席事務官が応対し、
「まず事実関係の把握をしたい。いまここでは具体的な約束は
できない」という内容の反応だったという。尾辻前議員は、
世界的な人権問題であるとの認識を先方に伝えた。

 要請文に賛同する署名者は28日現在、200人を超える。


関連サイト:
ペガーさん強制送還反対(有志による、28日までの短期ブログ)

(黒井孝明)
2007/8/26 JANJAN

--

以下、転送・転載歓迎だそうです。


【緊急コクチ】

お願いです。3分のお時間をください。

ネット署名(英語)はこちらから、1分あればすぐ出来ます。
http://www.petitiononline.com/pegah/petition-sign.html

 ペガー・エマンバシュクさん、イラン人女性、40歳。
2005年にイランを脱出し、イギリスで難民申請をしたが、
それが認められずにあと数日で故郷のイランに強制送還され
ようとしている。彼女は、レズビアン。レズビアンであると
いうことは、イスラム法の下、イランでは死を意味する。
石打ちの刑に処されることもある。

殺される確率が高いとわかっていて、彼女をこのまま強制送還
させていいのか。国際難民法の述べる難民の定義を引用するが、
「…人種、宗教、国籍もしくは 特定の社会的集団の構成員で
あるということ又は政治的意見を理由に迫害をうけるおそれが
あるという十分に理由のある恐怖を有するために国籍国の外に
いる 者」(難民条約第1条)とは、彼女のことではないのか。

彼女の強制送還は、国による殺人である。これは許しがたい
犯罪であり、人命の冒涜だ。国際社会は黙って見すごして
いけない。
ペガーさんのために一人一人のアクションを求めたい。

【英語サイト】
インディーメディア:
http://www.indymedia.org.uk/en/2007/08/379580.html

シェフィールドのメディア:
http://www.indymedia.org.uk/en/regions/sheffield/2007/08/378415.html

ネット署名(英語):
http://www.petitiononline.com/pegah/petition-sign.html


【日本語訳ブログ】:
http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/

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