2009年08月04日

最近のLGニュース

国際人権団体、同性愛を違法としたブルンジ法の撤廃を要求
2009/8/3 CNN

(CNN) アフリカ中央部ブルンジが今年4月に制定した同性愛を
違法とする法律について、「国家権力による差別を増長する」として、
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチが撤廃を求めている。

ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、同性愛を違法としている
アフリカ諸国は、ブルンジ隣国のケニアやウガンダのほか、ガーナ、
ナイジェリア、ジンバブエなど。しかし、南アフリカではアパルト
ヘイト政策撤廃後、性的指向に基づいた差別を禁止する法律を、アフ
リカ大陸国として初めて制定している。

ヒューマン・ライツ・ウォッチのアフリカ担当事務局長は、「ブルン
ジ政府は、差別被害に遭っている人々の声を聞くべきだ」と述べて
いる。

また、同性愛を悪とするキリスト教やイスラム教が憲法に強い影響を
与えている国や、同性愛を認めないビクトリア時代の倫理観を引き
ずる元宗主国の色が濃い国で、同様の差別が引き起こされていると
指摘。宗教観を元にした差別助長の法律は誤りだと主張している。

「同性愛は病気で治療可能」と主張したセラピストが懲戒処分に、ブラジル
2009/8/2 AFPBBNews



8月2日 AFP】ブラジルの心理療法家団体は1日、同性愛は病気であり治療が可能だとして治療を行ったブラジル人治療家を懲戒処分にしたと発表した。

 同団体によると、この治療家は今後も治療を行うことはできるが、「同性愛的傾向は幼年期のトラウマによって引き起こされる」と主張することは禁じられた。

 この治療家はニュースサイトG1に、「私は口を封じられた。同性に惹かれることから自由になりたいと願う人たちを助けられなくなった」と語った。この決定の取り消しを求めて訴えるつもりだという。(c)AFP

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中国で女性同性愛者が抗議活動―「法により献血禁止」
2009/7/28 Searchina

  「これは、差別よ!」――。広東省広州市に住む20歳の女子
大学生、Lさんは憤りを隠そうとしない。Lさんは同性のMさん
(29)と、恋人として交際を始めて4年。Mさんは6月に献血をしよう
と保健センターを訪れたところ、「同性愛者には資格がない」として
拒絶されたという。

  センター係員の言い分は、「法令で、安全確保のため同性愛者の
献血は認められていない」だった。Mさんが、献血の申請書に同性愛
者であると正直に書き込んだことで、献血を拒否されてしまった。
LさんとMさんは政府に対して、「われわれの善意を認め、差別を
やめてほしい」と、インターネットで法令見直しの署名活動を始めた。
これまでに540人の女性同性愛者が応じたという。

  北京赤十字血液センターの史唯唯副主任によると、「薬物乱用者
や同性愛者の血液中に、HIV(エイズ・ウイルス)のような病原体
が存在する確率が高いのは事実。男性同性愛者の場合には、とりわけ
多い」という。

  中国政府の調べによると、2007年の時点で中国大陸部のHIV
感染者数は70万人。1998年に定められた規則で、性病・肺結核・肝炎
患者の献血は禁止された。ただし、献血申請時の自己申告に頼って
おり、虚偽の記載をして罰則が適用されたことはない。史副主任に
よると、関連規則を改善する必要がある。

  同性愛問題の専門家である張北川氏は、「献血関連の法令に
ある『同性愛者』は、『男性同性愛者』と修正すべき」と主張する。
男性同性愛者の場合、血液中にHIVが存在する確率は、その他の
人に比べ50倍程度になる。そのため、献血を認めない措置も理解は
でき、国際的な慣例にも合致する。しかし、女性同性愛者の感染率
はその他の人よりも低い可能性すらあり、献血を行う権利を認める
べきだという。(編集担当:如月隼人)
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同性愛者に銃乱射、2人死亡=イスラエル

テルアビブの同性愛者支援施設で銃乱射、2人死亡
2009/8/1 AFPBBNews



【8月2日 AFP】イスラエル・テルアビブ(Tel Aviv)中心部の同性
愛者支援施設で1日、男が銃を乱射し男女2人が死亡、8人が負傷した。
現地の救急当局が明らかにした。

 警察によると犯人は現場にいた男女の同性愛者らに向け銃を乱射
して逃走した。その後犯人は近くの同性愛者向けのバーを襲撃しよう
としたが、ガードマンによって阻止された。

 事件を受けてテルアビブの警察は市内すべての同性愛者向けバーに
営業を一時停止するよう命じた。

 同性愛者団体は、宗教団体が同性愛者を非難していることに言及
し、今回の銃撃は同性愛者を狙ったものだと話している。(c)AFP

同性愛者たまり場のクラブで乱射事件、死傷者 テルアビブ
2009/8/2 CNN

(CNN) イスラエル警察当局者は1日、最大都市テルアビブに
ある同性愛者のたまり場となっているクラブで同日夜、乱射事件が
発生、少なくとも2人が死亡、11人が負傷したと述べた。3人が
重体。

死亡したのは26歳男性と17歳少女。

クラブから徒歩で逃走した覆面姿の男を追っている。テルアビブでは
過去に、パレスチナ強硬派による爆弾テロが起きたことがあるが、
今回の事件はテロではなく、同性愛者を憎悪した犯行とみている。

テルアビブはイスラエルで、同性愛者の多いことで知られるが、
ユダヤ教保守派の反発も買っている。

同性愛者の集会所で銃乱射、2人死亡 イスラエル
2009/8/3 朝日新聞

【エルサレム=井上道夫】イスラエルの商業都市テルアビブで1日
夜、同性愛者の集会所に押し入った男が銃を乱射し、2人が死亡、
12人が重軽傷を負った。警察が逃げた犯人の行方を追っている。

 地元メディアが伝えた目撃者の話によると、犯人は黒っぽい服で、
覆面をしていたという。ユダヤ教保守派の中には同性愛者を受け入れ
ない信者もおり、過去にもゲイパレードの参加者を襲撃する事件など
が起きている。

同性愛者狙い銃乱射、2人死亡 イスラエル
2009/8/2 産経新聞

 イスラエル警察によると、同国中部テルアビブで1日深夜、同性愛
者の集会所に押し入った男が銃を乱射し、20代の男性と10代の
女性の計2人が死亡、約10人が重軽傷を負った。警察は同性愛者
を狙った犯行の疑いがあるとみて犯人の行方を追っている。

 地元メディアは目撃者の話として、黒ずくめの服装で覆面をした
男が、ビルの地下にある集会所で自動小銃のようなものを乱射したと
伝えた。当時、10代の同性愛者の集会が開かれており、死傷者の
多くは未成年者という。

 テルアビブは欧米的な世俗都市で、同性愛者が集まる場所も多い
が、ユダヤ教保守派は同性愛者の活動に批判的。(共同)

NEWS25時:イスラエル 同性愛施設で銃乱射
2009/8/2 毎日新聞

 イスラエル中部のテルアビブで1日夜、同性愛者の集会施設に男が
侵入して銃を乱射、施設内にいた男女2人が死亡したほか、約10人
が負傷した。男はそのまま逃走し、イスラエル警察が行方を追ってい
る。同性愛者を狙った犯行とみられている。警察や目撃証言による
と、男は覆面姿。自動小銃で武装していたとみられる。
【エルサレム】


同性愛者会合で銃乱射2人死亡…テルアビブ
2009/8/1 読売新聞

【エルサレム=長谷川由紀】イスラエル中部テルアビブで1日深夜、
同性愛者の会合が開かれていた建物に男が乱入して銃を乱射、会合の
参加者2人が死亡、約10人が負傷した。男は逃走し、警察が行方
を追っている。

 建物には、同性愛者支援団体の事務所があり、この日は、地下の
部屋で10代の同性愛者を支援するための会合が開かれていた。
同国最大都市のテルアビブは毎年、大規模なゲイ・パレードを行う
など、同性愛者に寛容なリベラルな土地柄で知られる。

 ただ、ユダヤ教超正統派などは同性愛に否定的で、2005年には
エルサレムでゲイ・パレード参加者が刺される事件も起きている。

同性愛者に銃乱射、2人死亡=イスラエル
2009/8/2 時事通信

【エルサレム時事】イスラエル・テルアビブ中心部にある同性愛者の
ためのコミュニティー・センターで1日、覆面姿の男が群衆に向けて
銃を乱射し、2人が死亡、少なくとも15人が負傷した。
 目撃者によると、犯人の男は黒ずくめの服装で、若い男女の同性愛者
グループに自動小銃を発砲した後、逃走した。
 警察当局は、パレスチナ人によるテロの可能性は低く、同性愛者を
嫌悪する者による犯行とみている。同性愛は敬虔(けいけん)なユダヤ
教徒の間でタブー視されている。
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2009年08月10日

HRW、ブルンジ政府にソドミー法の廃止要望

HRW、ブルンジ政府にソドミー法の廃止要望
2009/8/9 ゲイジャパンニュース

国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、今年4月に
ブルンジ政府が同性愛を違法とし、最高で2年の投獄を課すことを
定めた法律を廃止するよう、同政府に求めている。

HRWは、最新の報告の中で、ブルンジに住む多くのゲイやレズビアン
が厳しい差別にさらされているとし、新たな法律は現状を悪化させて
いるだけだと指摘している。

HRWのLGBTプログラム担当ディレクターのスコット・ロングさんは、
「同性愛を違法としている国の半数は、(大英帝国)ビクトリア
時代のモラルと植民地支配下で制定された法律にいまだに従おうと
して、同性愛を違法としている」と話している。

報告書によると、ブルンジの法律は同性間の性的行為を禁止する
もので、近年、アフリカ諸国では同様の法律に違反した人に対する
刑罰が厳格化される傾向にある。

HRWによると、ブルンジ政府がこの法律を制定させようとしたとき、
平等な権利を求める目的で同国のLGBTの人達は、コミュニティを
つくり抗議運動をスタートさせようと準備していたところだった。
HRW のアフリカ担当ジョージェット・ガノンさんは、「ブルンジ
政府は、政府主導の差別がLGBTの人達に及ぼしている害を理解する
ため、当事者の声に耳を傾ける必要がある」とした上で、「同政府
は、この法律を廃止し、平等と理解を促進するために取り組みを
行うべきだ」と話している。(翻訳・編集 ヨシ)
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2009年08月12日

同性愛に対する「回復」療法は有害、米心理学会

同性愛に対する「回復」療法は有害、米心理学会
2009/8/10 AFPBBNews



【8月10日 AFP】アメリカ心理学会(American Psychological
Association、APA)はカナダのトロント(Toronto)で開催された
大会で、「心理療法や精神療法で性的指向を変えることができると
患者に請け負うことは避けるべきで、そうした治療はかえって有害だ」
とする報告書を発表し、同性愛を病気として扱う心理療法に警告を
発した。

 米国では、宗教上の信念から自分が同性愛であることに苦しむ人も
少なくない。同性愛を転換する「回復療法」と呼ばれる療法は、特に
こうした宗教的に保守的な人びとを引きつけてきた。

 大会で報告された研究では、1960年から2007年の間に実施された
同性愛者に対する「回復療法」の症例83件を対象に有効性を調査した。
だが、性的指向の転換に精神療法が有効だという支持者や治療士らの
主張を裏付ける十分な根拠は得られなかったという。

 回復療法には嫌悪療法と呼ばれる手法が長年使われてきた。これに
は、催吐剤や電気ショックを与える方法や、公衆の面前で恥辱的体験
をさせる方法、恐怖症の治療法である系統的脱感作療法などがある。

 こうした治療法は非人道的だとの認識が1970年代前半には広まった
が、現在も続けられているのが実情だ。

 APAではさらに、こうした治療法は自殺念慮、抑うつ症、性的不能、
対人障害などの副作用を伴う危険があるほか、高校などの中退率も
高くなると警告している。(c)AFP/Virginia Montet
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2009年08月20日

イラクで同性愛者への暴力が激化 国際人権団体が報告

イラク:同性愛者の殺害やめよ
2009/8/17 ヒューマンライツウォッチ

(ベイルート)イラク民兵組織は、同性愛者らしい男性、あるいは
単に「男性らしくない」者に対し、拷問や殺害を繰り広げている。
しかし、イラク政府は殺害を止めるための措置を何もとっていない。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは本日発表された報告書の中で、この
ように述べた。一刻も早く民兵組織による残虐行為を止めさせ、
犯人たちを処罰し、イラク国民全体の安全を脅かす新たな暴力の
再発を食い止めるよう、ヒューマン・ライツ・ウォッチはイラク
政府に要求した。

本報告書「イラクの性的指向とジェンダーについて:殺人と拷問」
(67 ページ)では、
2009年初めから相次いで起きている同性愛者の超法規的な殺害、
誘拐、拷問を記録している。連続殺人は、バグダッドの近郊にある
ムクタダ・サドルのマハディ軍の本拠地のサドルシティーから始まり、
イラク全体の都市に広がっていった。マハディ軍のスポークスマンは
「第三の性」やイラク男性の「女性化」の危険性を語り、民兵が行動
を起こすことこそが解決の鍵であると結論付けた。イラク軍がこの
殺人に共謀していると、ヒューマン・ライツ・ウォッチに語る人も
いた。

「イラクの指導者たちはイラク国民一人ひとりを守るべきで、武装
組織に好き勝手やらせるべきではない。」とヒューマン・ライツ・
ウォッチのレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェン
ダー(LGBT)の権利プログラムのディレクタースコット・ロングは
述べた。「拷問や殺人から目を背けることは、全てのイラク人の
権利と生命を脅かすことになる。」

性とジェンダーの問題についての沈黙と恥辱の意識が壁となり、
殺害された人びとの正確な数を調べることは不可能に近い。しかし、
数百人の男性が殺されたという指摘もある。

ある男性は、この4月に、10年間連れ添ったパートナーが民兵に誘拐
された後、殺害されたとヒューマン・ライツ・ウォッチに語った。
「ある日の晩、私のパートナーは実家にいるところを誘拐された。
マスクを被り黒い服で武装した男性4人が家に押し入った。彼の名前
を確認するや彼を侮辱し、両親の前に連れて行った...。そして、
次の日彼は近所のゴミ箱に投げ込まれた遺体の姿で発見された。
彼の性器は切り落とされ、のどの一部は剥ぎ取られていた。」

目撃者や生き残った人の話によると、民兵たちは家に侵入したり、
街で標的を見つけて殺害を行なう。そして、殺害する前に次の標的
になりそうな人の名前を聞き出すという。そして、罰として肛門を
接着するなどグロテスクな拷問を行っている。体をそぎとられた患者
や死体が、病院や死体安置所に運び込まれている、と医者たちは
ヒューマン・ライツ・ウォッチに語った。

「殺人と拷問は、道徳の実行とはかけ離れている。」と、ヒューマン
・ライツ・ウォッチの中東・北アフリカ調査員 ラシャ・モウナは
語った。「こうした連続殺人は、引き続きイラク暫定政府の法の
支配が行き渡らず、自らの市民を守れずにいるという致命的な欠陥
を露呈している。」

成人の間で合意の上で同性愛行為を行なうことはイラクの法では
犯罪とされていない。多くのイラク民兵組織は、イスラム法を執行
しているだけだと主張している。しかし、このような証拠に基づく
裁判によらない偏見や気まぐれによる殺人は、シャリア法上も違法
であるだけでなく、シャリアの証明の基準にもプライバシーの規準
にも違反していることをヒューマン・ライツ・ウォッチの本報告書
は明らかにしている。

国際人権法は全ての拷問や非人間的扱いを禁止し、生命に対する権利
を保障している。生命に対する権利には、国から効果的に保護される
権利も含まれる。1994年のトゥーネン対オーストラリア事件の決定で、
国連規約人権委員会は、市民的及び政治的権利に関する国際規約
(ICCPR)の定める差別からの保護は、性的指向による差別からの
保護も含むとの画期的見解を示した。

また、この報告書では、セクシュアリティーに対する偏見やイラクの
男らしさが危ぶまれているという恐怖心が、人びとを殺人にまで駆り
立てている実態についても詳しく記録している。多くの男性がヒュー
マン・ライツ・ウォッチに語った話によると、「男らしくない」行動
が家族や一族の名誉を傷つけているという理由で、両親や兄弟から、
家の名誉のために殺すと脅かされたことがあるという。「名誉に
関する動機」ゆえに犯された犯罪については、サダム・フセイン時代
にできたイラクの法律は罰の軽減を許容しているが、こうした法律が
未だに残っている。こうした名誉殺人に対する例外扱いが、性暴力を
さらに誇張させている。

暴力を恐れた多くのイラク人たちは、イラクの周辺諸国に身を隠さ
ざるをえない状況に追い込まれている。しかし、こうした外国の国々
でも彼らは安全ではない、と報告書は述べている。イラクの周辺
諸国の多くが、合意の上の同性愛行為を犯罪と規定している。
それらの全ての国で、性的指向と性自認への偏見が、暴力と差別を
生んでいる。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、国際連合難民高等
弁務官事務所(UNHCR)、並びにイラク難民を受け入れている国の政府に
対し、こうした危機的状況にある人々の速やかな第三国定住を要求
している。

報告書内の証言の一部(情報提供者の安全のため、名前は全て仮名)

2009年4月24日、イラク、ハミド

彼ら民兵が人を判断する基準は、誰とセックスをしたかだ。道徳心や
行い、ましてや価値なんかではない。誰とセックスしたかが全てさ。
イラクで一番安いものは人間、命なんだ。動物よりももっと安くて、
道端で売ってる使い終わったバッテリーよりもさらに安い。特に
私たちみたいな人間の命は。ここでこんな話をしているなんて信じ
られない。何年間もずっと抑えてきたから、ずっと心の奥に抑えて
言う事ができなかった。道を歩けば、誰かに後ろ指さされている
ような気がする。いつも死んでいるような気持ちだった。長い間ず
っとそうだった。それで今やこんな状態さ。前の月におきたこと・・・
どうしてこんな扱いを受けなければいけないんだ。何をしたって
いうんだ。彼らは僕らを滅ぼそうとしている。すごい暴力と憎しみで。
何もしていないのに。

2009年4月24日イラク、イドリス

1ヶ月以上前からゲイが殺されているって聞いていた。それは今では
バックグラウンド・ノイズみたいなものになっている。マハディ軍に
よる反ゲイのキャンペーンは今年の2月から広がり始めた。誰もが
その話をしていた。僕はストレートの友達から聞いて知っていたよ。
カラダのコーヒーショップでも、バクダッド近郊のHarithiyaでも、
みんなそのことについて話していた。最初は心配してなかった。
友達だって僕だって、とても男らしく見えるから。僕たちに見た
目に「女らしい」ところなんて全くないからさ。僕たちの誰一人と
して、こんなことが自分たちの身に起こるなんて信じられなかった
んだ。でも、そうしたら、3月の終わりに、30人が既に殺されたと
町で聞いたんだ。

2009年4月21日、イラク、モハマド

マハディ軍は色んなことを僕たちにした...。彼らは僕のパートナー
を6日間誘拐した。彼は未だに何をされたか話せずにいるんだ。彼の
体には街を引きづられたようなあざが残っている。彼は僕にさえも、
何をされたのか言えずにいるんだ。彼の車のフロントガラスの埃の
上には、「仲間と協力者には死を」と書いてあった。そしてマハディ
軍は「お前は仲間リストに入っている」というメールを僕たちの
携帯に送った。そして、3つ違うサイズの弾丸が入っている封筒が
彼の家に届いた。一緒に入っていた紙切れには、「どれを君の胸に
打ち込みたい?」と書かれていた。僕は普通の人になりたい。普通に
街を歩いて、コーヒーを飲むような普通の暮らしがしたい。でも自分
が自分である限り、それは叶わない。出口はどこにもないんだ。

2009年4月15日、27日、ヌリ

午前10時(内務省の職員たちが)私の背中で手錠をかけた。それから
足にロープをかけて、朝から晩まで天井から逆さづりにした。僕は
気絶した。逆さづりにされている間、下着姿にされてた。その晩は
降ろされたけれど、水も食べ物も与えられなかった。次の日、服を
着るように言われて、尋問部屋へ連れて行かれた。尋問官は「あれは
気に入ったかな?白状するまで何度だってやってやるぞ」って僕を
脅したんだ。「何を白状するっていうんだ」と聞くと、「やっている
仕事、所属している組織、そしてtanta(女王)であることだ。」
と言われた。それから数日間、酷く殴られ、侮辱され続けた。毎日
繰り返し同じ方法で。体中を殴られ、逆さづりにしてはサンドバック
のようにしてさらに殴られたんだ。体中に電気ショックを与えられ
続けた。それから、3日間もレイプされた。最初の日は15人、次の日は
6人、3日目は4人。いつも頭にはバッグをかぶせられていた。


イラクで同性愛者の殺害相次ぐ 国際人権団体が報告書
2009/8/17 デイリースポーツ

 【カイロ共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ
(本部ニューヨーク)は17日、イラクで今年になって同性愛者の
殺害や拷問などが相次ぎ、被害者は数百人に及ぶ可能性があるとする
報告書を発表した。ロイター通信などが伝えた。

 報告書によると、同性愛者の殺害は今年初めに首都バグダッドの
イスラム教シーア派住民地区のサドルシティーで発生、イラク全土に
広がった。同性愛はイスラムの教義に反すると主張するイスラム
過激派による犯行の可能性がある。

 報告書は、3月にサドルシティーで同性愛者の男性4人の遺体が
発見されたとし、覆面姿の男が恋人を誘拐し「のどを切って殺した」
とするイラク男性の声も紹介。同団体は「イラク政府は法の支配を
確立させ、市民を守るべきだ」と訴えている。

イラクで同性愛者への暴力が激化 国際人権団体が報告
2009/8/17 CNN.co.jp

バグダッド(CNN) 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ
(HRW)は17日、イラクで数カ月前から同性愛者への暴力が激化
しているとの報告書を出した。同国の治安部隊が手を下している
ケースもあるという。

報告書は、イラクの医師らとのインタビューを基にまとめられた。
何百人もの男性が殺害されたとの証言もあるが、同国では同性愛者へ
の偏見が根強いことなどから、はっきりとした数字は分からないと
いう。

報告書は、同性愛者への暴力が目立つ地域として、首都バグダッドの
イスラム教シーア派地区、サドルシティーなどを挙げる。シーア派
指導者ムクタダ・サドル師が率いる民兵が、「イラク男性の女性化を
阻止するため」として、同性愛行為が疑われる男性らの殺害や拉致、
虐待を繰り返しているという。

また、治安部隊が聞き込みによって同性愛者を探し出し、襲撃する
ケースや、親族が「一族の名誉のため」に殺害するケースも報告
された。

HRWで同性愛者らの人権保護プログラムを率いるスコット・ロング
氏は、「イラクの指導者は全国民を守らなければならない。拷問や
殺人が容認されれば、国民ひとりひとりの権利と生命が脅かされる
ことになる」と述べ、当局による取り締まりを求めた。

一方、イラク政府の報道官は、同国に同性愛を恥とする文化がある
ことを認めたうえで、「同性愛者も含め、民間人への暴力は認めて
いない」と強調。一方で「同性愛者だけを特別に保護することは
できないというのが、政府の立場だ」と話している。
posted by てつ at 17:47| 富山 ☀ | TrackBack(0) | LGニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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